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その人らしさを大切に

基本的援助方針

かるがもイラスト
  • 利用される方の自己決定と主体性を尊重します。
  • 生活全体をとらえた総合的な援助をめざします。
  • コミュニティー(まちづくり)の視点に立った援助をめざします。

イラストはラポール藤沢のキャラクターの「かるがも」です。
漫画家土田 よし子さんに描いていただきました

ホームでの生活援助方針

日常光景写真
  • 今までの生活の延長ととらえ、生活の継続性、主体的な生活、自己選択を尊重してゆきます。
  • 今ある能力を活かし、自立を援助します。
  • 個性を生かし、人間としての尊厳を尊重します。
  • 市民としての生活を尊重します。

ラポールの基本理念

日常光景写真
  1. 社会の一員としての尊厳を支えます。
  2. 市民としての生活の価値を大切にします。
  3. 自己決定による主体的な生活を尊重します。
  4. 福祉コミュニティ掲載(まちづくり)の視点で「参加型福祉」社会の実現をめざします。

オルタナティブなケアをめざして

日常光景写真

ラポールグループでは、その人の個性や生活の継続性を尊重し、生き方丸ごとを捉えた総合的なケアを目指しています。
例えば、「育てるよろこび」を大切にするアニマルセラピー・園芸療法、趣味のひとときを共有する音楽療法や映画鑑賞、できる限り薬に頼らない多様な代替療法としてアロマセラピー・カウンセリング…。
また、環境に配慮して毎日の生活には合成洗剤を使用しません。

建築に込められた想い

ラポール藤沢写真

治癒的な環境(Healing environment)

「病院にいる限り、人は看護を全面的に受ける患者としてしか行動しない」これは有名なナイチンゲールの言葉です。ラポール藤沢では、常時介護や養護を必要とする高齢者を対象としていますが、それにも増して入居者が自分で治ろうとする意志、自立して日常生活を送ろうとする心的状況をつくりだすことが何よりも大切です。最近米国などでよく言われているヒーリング・エンバイロメント(治癒的な環境)という考え方がありますが、薬や治療などと同じレベルで環境自体が健康を回復させる力があること、つまりその中で生き生きとした生活が送れるような一体感のある環境を創り出すことが必要です。

日常生活の継続(Community & Privacy)

近ごろ福祉施設で、その施設に入った途端、環境の変化によってダメージを受けるというリロケーション・エフェクト(移転の影響)が問題になっています。療養・治療が必要である方を、移った先の環境が逆に痛めつけているのです。このショックを少しでも和らげるために、新しい環境は、単に非日常的な機能施設(病院やホテルなど)のようにではなく、日ごろ親しんでいる「いえ」や「まち」と同じように、小さいながらもまとまったひとつの継続した日常生活の場としての性質を持っていることが大切です。日常的な生活から隔離されないこと(コミュニティ)、しかも個人の生活(プライバシー)が尊重されなければなりません。

地域ぐるみの交歓(コンビビアルな ひろば や みち)

日常的なまちの生活には、誰でもいっしょに楽しめるコンビビアルな(生き生きした)「ひろば」や「みち」があります。入居者にとっても通所者にとっても、お互い同士や地域の人々と交歓できる ひろば や みち がなければなりません。上からも見降ろせる中庭(ひろば)には回廊(みち)がめぐり、まちのひろば や みちがさまざまな施設に取り囲まれて活気があるように、各自のすまいの入口や窓がそれに向かって開かれており、日常生活には欠かせない気楽なたまり場(ニッチ)や食堂、銭湯(浴室)やランドリー(洗濯室)などが面していることが必要です。

家庭的なしつらえ(スモール・スケール)

日常的なまちの生活には、安心して暮らせる自分たちのすまいがあります。入居者にとっても、その日常生活は単に「居室」だけでなく、家庭的な「すまい」でなければなりません。英国などでも「スモール・スケール(きめこまかな空間)ということがコンセプト・オブ・ホーム(家庭らしさ)の第1条件」とされています。自分(たち)だけの部屋、身近な洗面や便所、くつろげる場所(デイスペース)、こじんまりした食堂、自分たちのすまい(領域)に入るためのはっきりした入口(サインやゲート)、窓から見え隠れする隣人の生活など、幾重にも囲まれた安心できる家庭的なしつらえが必要です。

認知的な試み(多様性と可認性)

加齢による知覚の障害は、残念ながら避けられません。その上、そのような困難をカバーするために、環境がどのような性質を備えている必要があるのかという知見もまだほとんど未分名明です。ここでは画一的な空間領域(大きな病院やホテルなどのように記号でしか判断できないもの)はやめて、普通のまちの風景のように多用な方向と形・色を試用することにしました。借物ではない各自の領域を創出するには、その個性が表出されるきっかけが必要なのです。

各階の機能

施設の運営・維持・管理のためには、各種の機能に応じたゾーニングをはっきり分けることが大切です。本施設では、1階にデイサービス(通所)部門と管理部門を配し、特養ホーム(入居)部門としては小さな領域でつくられた2階と 3階を入居者に当てています。サービス動線や徘徊行動には中庭に面した回廊が有効ですし、入居者の外出管理は垂直動線のネック(階段やエレベータなど)でできるシステムです。日常的なケア施設は分散配置されているので、介護動線は短縮され、非常用には回廊とは別の循環ルートが確保されています。

周辺環境へのなじみ(引地川・やすらぎ荘・ピスタ)

本施設では藤沢バイパスのすぐ北側、藤沢市の中央を縦断して流れる引地川に沿って広がる市街化調整地域の南端にあります。周辺は田や畑に取り囲まれ、周辺の主要な道路(引地川プロムナード・大庭大橋・藤沢厚木線)などからもよく見えるので、市街地に建つ建物とは違って、ウラオモテのない、多様な表情を持つことが必要です。建築ボリュームについても、隣接した市街化地域(第1種住居専用地域)にならって、高さは3階(10m)に抑え、極力巨大に見えないように配慮されました。

地球にやさしい工夫

近年、地球規模の資源浪費や環境破壊が問題になっています。本施設では全体的に外断熱の手法を用いて室内気候の緩衝を図り、同時に安価な夜間電力を利用することでも省エネルギー化を図っています。また本源的なパッシブソーラーシステムとして、地中に蓄えられた太陽エネルギーを利用することで、空調用の外気の緩衝(余熱と余裕)を図っています。

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