ラポールグループ
2011年5月28日
「苦情に学ぶご家族の心」 ―特別養護老人ホームラポール三ツ沢に寄せられた苦情に学ぶ―

 2011年1月30日、特別養護老人ホームラポール三ッ沢にご入居のご家族から苦情が出されました。その内容は、ラポール三ツ沢施設職員による性的虐待の疑いでした。法人専務理事の招集で緊急会議を開催し、(1)正確な情報収集の徹底、(2) 時間経過を追っての事実関係の整理に動きました。また、その当事者とされる職員の面接、ご家族との面接を繰り返し持ちました。さらにラポール三ツ沢の第三者委員に現状を報告、その対応を確認。
 ご家族は、NPO法人「特養ホームを良くする市民の会」に相談の上、横浜市及び「かながわ福祉サービス運営適正化委員会」に調査に入るように申し出をされました。
 法人内において慎重かつ詳細に調査を行いましたが、法人内調査では事実は確認されませんでした。
 また、3月7日に神奈川県社協「かながわ福祉サービス運営適正化委員会」、8日に横浜市高齢施設課のヒアリングを受け、5月19日に両組織の審査会にて審査の結果、「虐待の事実は確認されませんでした」との結論が正式に届きました。
 この間不安と不信で心労も如何ばかりかと思いつつ、ご家族とのコミュニケーションを大切にさせていただき、法人よりご家族に(1) 施設への泊り込み、(2) 居室変更、(3) 一時帰宅等の外泊、という3つを提案させていただき、全て実行させていただきました。

 今回のことは、内外の調査でも虐待の事実は確認出来ませんでしたが、こうした不安や不信をご家族に持たせたことに法人として大いに反省し、法人・施設運営やサービス提供の点検を行う機会をいただいたと感謝しております。法人理事会・評議員会はもとより全職員で共有するとともに、苦情や事故がサービス改善につながるものであることを改めて法人全体で実感いたしました。
今回の件に関する外部からの意見及び法人内の反省として以下の3点を確認しました。

  1. 同性介護の実施が難しい現実はあるがその実現に努力すること
  2. 「人権の尊重」の教育の強化
  3. 事故や苦情に対する迅速な初動対応

 相手の立場に立って考えられる職員の育成をはかりつつ、福祉人材確保の困難さを克服し、これらの課題にしっかり取り組んでまいります。
 今回の件は、法人の態度におごりがあったものと反省し、起こった事実を情報公開することで、一層のサービスの質の向上をはかることを法人一同の約束とし、その実践に今後も努めます。
 市民の皆さまの一層のご指導をお願いするものです。

社会福祉法人いきいき福祉会
理事長 横田克巳
専務理事 小川泰子
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