4月19日、メディ・トレインの伊藤彰浩さんのFBで知り、やっと「青いライオン」を観てきました。
最初から最後までずっと泣きっぱなし。悲しいからではなく、スクリーンに映し出される「ひと」「こと」
「もの(景色・色彩)」すべてにあるやさしさに涙が止まらない。時間に追われ、多くのテーマに追われている
日々の中で、何か大事なものを置き去りにしていないかとも。自身を振り返る時間にもなった。
是非、出会ってほしい「青いライオン」に。
2025年2月28日、東京高等裁判所長官から表彰をいただきました。多年にわたる青少年育成支援活動の功績ということですが、私としては「とんでもない! もっとすごい活動に永年取り組んでいらっしゃる方が」と、連絡いただいた時に思わず出た言葉。しかし、振り返ると課題を抱えた若者や大人社会に振り回されて混乱した若者との多くの出会いがあったこと、そして、ひとり一人の若者の笑顔を思い出し、その方たちへの感謝なのだと思いました。
2024年度、NHK朝の連続小説「虎に翼」をほぼ毎朝欠かさず見てから職場に向かった私は、家庭裁判所の重要性を、ドラマでは戦後の混乱の中でのこども若者問題でしたが、今の時代に引き付けて、改めてその重要性を考えていたことを思い、この長官表彰に身を引き締めるものです。高齢福祉の仕事が家族丸ごと福祉になっている今、何よりデリケートなテーマとして、次世代にもっと思いを寄せていきたいと思います。
2025年4月1日、社会福祉法人いきいき福祉会に新たな職員を迎えました。同時に(毎年のことですが)2024年度中に採用した(中途採用)の職員もこの入社式に。学校を卒業したばかりの社会人一年生とともに中途採用の人生熟練組みなさんも、緊張した「新入社員」の表情で参加。また、外国から来てくれたみなさんの緊張と笑顔。改めて「多文化共生」の職場づくりにワクワクしました。この一人ひとりがどのような社会福祉の専門家として成長するか、みなさんの挨拶の言葉にこみ上げるものがあり、ウルっ!と同時に迎え入れる法人としての責任をズッシリ感じた一日でした。改めて職員全員に「ともに育ちあいを!」です。
「こどもの権利条約」
最近、こどもに対する虐待の事件が後を絶たない。TV,ネット、新聞で毎日のように報道される。特にやりきれないのが、家族(親から娘・息子)からの性暴力の虐待である。
親や大人に逆らえず 誰にも相談できないという、子どもの気持ちを逆手にとって、声を出す権利すらも奪う。人間として絶対に許されない子どもへの人権侵害である。大人にはこどもの権利を守る義務がある。
あるNPOの理事長の話を伺って、さらにショックが大きくなった。
震災等の被災地の避難所での子どもや女性への性被害の話である。こうしたこと見聞きし、出会った時には、自分の中に閉じ込めてしまわないで、見て見ぬふりをしないでと。
当事者の代わりに出来ることが必ずあるはず。
改めて国連の人権宣言、国連こどもの権利条約を考え、2023年に子ども家庭庁によって「こども基本法」施行がスタートした。その内容を確認してみようと思う。
かつて、養護施設で育ち、18歳になって施設を出るにことになった女性との出会いがあった。当法人で仕事に就いたのに諸事情があり離れることになった。15年ほど前の話。毎年その彼女を思いだす。「今どうしているだろう。ずっと介護現場で仕事を続けていたら、いい介護士になっただろう」と。30歳を超えた彼女が気になる。
「久しぶりのコンサートホール」
久しぶりにみなとみらいホールで、金子三勇士のピアノ・リサイタル!
日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれ、小さなころからハンガリーで音楽を学んだ彼のピアノを聴いたのは2年ほど前。今回は是非と思ったのはベートーベンの交響曲第5番をハンガリー生まれの作曲家リストがピアノ版に編曲したもの。リストも好きなので土曜日の午後の贅沢をしてしまいました。
舞台には一台のピアノと一人のピアノ奏者金子三勇士しかいないのに!!!それなのに!2台?いや3台ほどのピアノがあるの??ピアニストは3人ほどいるの??! というほどの迫力に圧倒される演奏だった。是非、機会があれば、みなさんもYouTubeで試聴してみてください💖
社会福祉法人いきいき福祉会の2025年度の事業計画策定にあたり。
今の深刻な社会状況に人々の暮らしの不安はMaxにあります。当法人においても高齢福祉の介護保険事業だけの問題ではなく、生活課題丸ごと、家族丸ごと、国に言われなくても全世代型の社会保障の制度を駆使しながらの経営です。
これからはさらに若者・子ども、女性や外国籍市民、ヤングケアラー、ビジネスケアラーと、そのニーズ発信者は広がるばかりです。公助が全く追い付いていない中、日本の社会保障はいつの間にか市場経済の渦の中に巻き込まれているかのようです。加えて介護人材が全く確保できないのだから、法人事業計画を策定しながら、人材確保と育成に頭を抱える状況です。日本社会で「どう生きるか、そしてどう死ねるのか」、生活者の悲鳴が大きくなっています。社会福祉法人としての社会的責任をずっしりと感じながらの事業計画づくりです。されもこれも“やらなきゃ!”と気づきつつ、 ボーっと生きてんじゃない!!と、チコチャンではなく、市民に叱られないようにと。人権を中心に据えて、がんばるぞ!
2025年1月26日
日本で初めての福祉専門の生活協同組合として設立した「福祉クラブ生活協同組合」が
35周年を迎えました。1月26日にその記念レセプションが開催され出席してきました。
生活クラブ生活協同組合神奈川は、早くから日本社会の超高齢社会問題を自分事として捉え、生協活動の重点事業活動として取り組み、その一つが「福祉の専門生協の設立」でした。福祉クラブ生協の設立には私も理事として、ワーカーズ・コレクティブとして関わりました。生活協同組合の設立に必要な組合員1000名を集めるのに地域(横浜市港北区が誕生の起点)を一軒一軒訪問拡大に歩き、これほど歩いたことはないと思うほどの毎日毎日の組織拡大活動でした。
そして、私の福祉の原点はそこにあります。
地域を歩いて出会った声―「嫁がいるから大丈夫です(長男との同居)」「娘がいるので大丈夫です」「失礼な!福祉のお世話になんかなりません!」サギ呼ばわりされお金をやるから帰ってくれ」。そこで、改めて気づいたのです。日本では福祉は「女性問題」「貧困者問題」となっているのだと。誰も自分事としてないいことにびっくりしたことを思い出しました。
1000名の組合員からスタートした福祉クラブは35年を経て16000世帯を超え、サービス支援のワーカーズ・コレクティブは2つから120団体にもなっている。
地域福祉の重要な担い手となっていることに感動の一日でした。
いきいき福祉会 理事長小川泰子が軽井沢ラジオに出演します。
放送日は、【8月26日(月)19時30分-】を予定しています。
生放送でお聴き頂く場合は、全国いずれからでも以下からお聴きいただけます。
FM軽井沢(JCBAインターネットサイマルラジオ配信)
https://www.jcbasimul.com/fmkaruizawa
また、後日お聴きいただく場合、バックナンバーとして放送後2週間前後をめどにアップされる予定です。
軽井沢ラジオ大学バックナンバー
https://www.karuizawaradio.university/
過去のラジオ出演
https://karuizawaradio.university/social-welfare/blog-apr052021.html