2025年1月26日
日本で初めての福祉専門の生活協同組合として設立した「福祉クラブ生活協同組合」が
35周年を迎えました。1月26日にその記念レセプションが開催され出席してきました。
生活クラブ生活協同組合神奈川は、早くから日本社会の超高齢社会問題を自分事として捉え、生協活動の重点事業活動として取り組み、その一つが「福祉の専門生協の設立」でした。福祉クラブ生協の設立には私も理事として、ワーカーズ・コレクティブとして関わりました。生活協同組合の設立に必要な組合員1000名を集めるのに地域(横浜市港北区が誕生の起点)を一軒一軒訪問拡大に歩き、これほど歩いたことはないと思うほどの毎日毎日の組織拡大活動でした。
そして、私の福祉の原点はそこにあります。
地域を歩いて出会った声―「嫁がいるから大丈夫です(長男との同居)」「娘がいるので大丈夫です」「失礼な!福祉のお世話になんかなりません!」サギ呼ばわりされお金をやるから帰ってくれ」。そこで、改めて気づいたのです。日本では福祉は「女性問題」「貧困者問題」となっているのだと。誰も自分事としてないいことにびっくりしたことを思い出しました。
1000名の組合員からスタートした福祉クラブは35年を経て16000世帯を超え、サービス支援のワーカーズ・コレクティブは2つから120団体にもなっている。
地域福祉の重要な担い手となっていることに感動の一日でした。