「こどもの権利条約」

「こどもの権利条約」

最近、こどもに対する虐待の事件が後を絶たない。TV,ネット、新聞で毎日のように報道される。特にやりきれないのが、家族(親から娘・息子)からの性暴力の虐待である。

親や大人に逆らえず 誰にも相談できないという、子どもの気持ちを逆手にとって、声を出す権利すらも奪う。人間として絶対に許されない子どもへの人権侵害である。大人にはこどもの権利を守る義務がある。

 あるNPOの理事長の話を伺って、さらにショックが大きくなった。

震災等の被災地の避難所での子どもや女性への性被害の話である。こうしたこと見聞きし、出会った時には、自分の中に閉じ込めてしまわないで、見て見ぬふりをしないでと。

当事者の代わりに出来ることが必ずあるはず。

改めて国連の人権宣言、国連こどもの権利条約を考え、2023年に子ども家庭庁によって「こども基本法」施行がスタートした。その内容を確認してみようと思う。

かつて、養護施設で育ち、18歳になって施設を出るにことになった女性との出会いがあった。当法人で仕事に就いたのに諸事情があり離れることになった。15年ほど前の話。毎年その彼女を思いだす。「今どうしているだろう。ずっと介護現場で仕事を続けていたら、いい介護士になっただろう」と。30歳を超えた彼女が気になる。

「久しぶりのコンサートホール」

久しぶりにみなとみらいホールで、金子三勇士のピアノ・リサイタル!

日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれ、小さなころからハンガリーで音楽を学んだ彼のピアノを聴いたのは2年ほど前。今回は是非と思ったのはベートーベンの交響曲第5番をハンガリー生まれの作曲家リストがピアノ版に編曲したもの。リストも好きなので土曜日の午後の贅沢をしてしまいました。

舞台には一台のピアノと一人のピアノ奏者金子三勇士しかいないのに!!!それなのに!2台?いや3台ほどのピアノがあるの??ピアニストは3人ほどいるの??! というほどの迫力に圧倒される演奏だった。是非、機会があれば、みなさんもYouTubeで試聴してみてください💖

社会福祉法人いきいき福祉会の2025年度の事業計画策定にあたり。

今の深刻な社会状況に人々の暮らしの不安はMaxにあります。当法人においても高齢福祉の介護保険事業だけの問題ではなく、生活課題丸ごと、家族丸ごと、国に言われなくても全世代型の社会保障の制度を駆使しながらの経営です。

これからはさらに若者・子ども、女性や外国籍市民、ヤングケアラー、ビジネスケアラーと、そのニーズ発信者は広がるばかりです。公助が全く追い付いていない中、日本の社会保障はいつの間にか市場経済の渦の中に巻き込まれているかのようです。加えて介護人材が全く確保できないのだから、法人事業計画を策定しながら、人材確保と育成に頭を抱える状況です。日本社会で「どう生きるか、そしてどう死ねるのか」、生活者の悲鳴が大きくなっています。社会福祉法人としての社会的責任をずっしりと感じながらの事業計画づくりです。されもこれも“やらなきゃ!”と気づきつつ、 ボーっと生きてんじゃない!!と、チコチャンではなく、市民に叱られないようにと。人権を中心に据えて、がんばるぞ!